こんにちは、やんしたです。
皆さんのご家庭では、奥様と旦那様どちらがお金を管理しているでしょうか?
「なんとなく周りがそうだから妻に管理してもらっている」
「夫婦仲良く一緒に管理している」
「自分のお金は自由に使いたいから、お金のことは夫婦別々!」
このように皆さん「夫婦のどちらか」または「夫婦共同」で家計を管理していると思いますが、世間では妻と夫どっちがお金を管理している家庭が多いのでしょうか?
また、どっちが管理した方がお金が貯まりやすいのか?夫婦の家計管理で大切なことは何なのか?という点についても気になりますよね。
今回はそんな、夫婦の家計管理についてお話ししていきます。
この記事のメリット
・夫婦の家計管理を見直すきっかけになる
・夫婦の家計管理で大切なことが分かる
・誰が管理した方がお金が貯まりやすいのかが分かる
世間では、誰が家計管理を担当しているか?
では早速、世間では誰が家計管理を担当しているのかを見みましょう。
今回ご紹介する内容は、楽天市場が行った「夫婦400人に聞いた2017年『夫婦のお財布調査』」という調査結果をもとにお伝えしていきます。
家計管理者の割合
皆さんのご家庭では誰がお金の管理を担当していますか?
一人暮らしの方は当然「自分」で管理するしかありませんが、結婚すると夫婦のどちらかが管理したり、夫婦共同で管理したり様々なパターンがあると思います。
個人的には、周りを見渡した時に奥様が管理されている家庭が多い印象がありますが、皆さんのイメージも同じく「妻」がお金を管理している家庭の方が多く感じているのではないでしょうか?
アンケートの回答によると、夫婦で主に家計を管理している人の割合は、「妻」が51.5%、「夫」が32.75%、「夫婦共同」が15.75%という結果でした。
やはりこれは皆さんがイメージしている通りの結果ですよね。
ちなみに、やんした家では「夫(わたし)」がメインでお金を管理しています。
なぜ僕が家庭のお金を管理しているのか?という理由については、記事の後半でお話ししますね。
主に家計を管理している人の割合
・妻が管理している 51.5%
・夫が管理している 32.75%
・夫婦共同で管理している 15.75%
夫が管理している家庭は貯金額が200万円も多い
この調査では、「家計の管理者ごとの世帯平均貯蓄状況」も集計をしていて、誰がお金を管理している家庭が多く貯金ができているか?がはっきり分かる内容したのでご紹介したいと思います。
では、夫が管理している世帯、妻が管理している世帯、共同で管理している世帯のうち、1番多く貯蓄できているのはどのグループでしょうか。
夫が管理している世帯の平均貯蓄額は、985.3万円。
妻が管理している世帯の平均貯蓄額は、792.1万円。
共同で管理している世帯の平均貯蓄額は、750.4万円です。
なんと「妻が管理する世帯」に比べて「夫が管理する世帯」の方が、約200万円も高い結果でした。
また、平均貯蓄額が一番少ない「共同で管理している世帯」と「夫が管理する世帯」を比較すると、約230万円もの差があります。
家計を誰が管理するかでこんなにも差があるのは驚きですよね。
これについて、なぜ「夫が管理している世帯」の方が平均貯蓄額が多いのか気になったので、色々と他の記事を読んでみると、女性に比べて男性の方が「お金を貯める・増やす仕組み作り」に長けていて、こういった側面が今回の調査結果に現れたのではないか、と解説されていました。
世界的にみると異質な日本の家計管理
日本では、妻がお金を管理している家庭が51.5%と過半数を上回っていましたが、海外から見ると日本のように「妻が財布の紐を握る」というのは少数派です。
少し古いですが、2012年に35カ国を対象に行われた「家計管理の国際比較データ(ISSP-2012)」を見てみると、妻が家計を管理している割合は日本が35カ国中トップです。
逆にアメリカなどの欧米では、夫婦がお金を共同管理している家庭の割合が、約50%と最も高い結果となりました。
この結果を受けて、「世界的にみると日本のように妻が財布の紐を握る国は少数派だから、欧米のように共同管理した方がいい」と言いたい訳ではありません。
ですが、日本の場合は周りがそうしているから何となくで奥さんに家計管理を任している家庭が多いのではないか?と思います。
「妻が財布を握っている」と聞くと、主導権を握って好き勝手できるようなイメージですが、実際は家計管理てすごく大変ですよね。
特に最近では夫婦共働きの世帯も多いので、その環境で周りがそうだからという理由で当たり前のように奥さんに家計管理を任せるというのは違うんじゃないかなと思います。
結局、妻と夫どっちが管理すべきか
ここまでの内容をまとめると、
・日本の半分以上の世帯では「妻」が家計を管理している。
・「夫」が家計を管理している世帯の方が約200万円平均貯蓄額が多い。
・欧米では、夫婦共同で家計管理をしている世帯が多い。
ということが分かりました。
では結局、妻と夫どっちが家計を管理するべきなのでしょうか?
ここからは夫婦の家計管理は誰が担当するべきか?と、夫婦の家計管理で大切となるたった1つのポイントについて僕の考えをお話ししていきます。
苦手を克服するより、得意を伸ばす
周りの夫婦もそうだから妻が家計管理をした方がいいのか?
夫が家計管理をしている世帯の方が平均貯蓄額が多いから、夫が家計管理をした方がいいのか?
金融教育が進んでいる欧米のように、夫婦共同で家計管理をした方がいいのか?
いろんな選択肢があると思いますが、これの答えは「得意な方が家計管理をするべき」だと思います。
例えば、1つの夫婦を1つの国と例えると、夫婦の家計管理者は「一家の財務大臣」みたいなものです。
財務大臣は、国のお金を扱う財務省の長であり、その国の財政を握っています。
国民の立場からすると、もしその人がお金が苦手だったら最悪じゃないですか?
・そもそもお金について勉強しようとしない
・将来のマネープランが考えられない
・積立NISAとか、投資信託とか、言葉を聞くだけで目を背けたくなる
夫婦も同じで、こんな人が家計管理をしている世帯では、なかなかお金は貯まりません。
まずは、家計管理を担当する人が誰か?ということが非常に重要であると認識して、夫婦2人の内でよりお金について得意な方が家計管理を担当してみてください。
この記事の前半で「やんした家では僕が家計管理をしてます。」とお話ししましたが、これの理由についても「妻より僕の方がお金が得意だから」です。
ここでいう「お金が得意」というのは、
・家計簿をつけることが苦にならない
・お金が貯まる仕組み作りが好き
・お金に関する情報を自分から調べることが好き
このようなイメージです。
皆さんの世帯でも「妻」と「夫」どちらがお金に得意か?を話し合い、家計管理担当を決めてみてください!
苦手を克服するよりも得意を伸ばす方が、かける時間や労力は圧倒的に少なく済みます。
仕事や学校では、苦手なことに手を出さない人は、「嫌なことはやらない人」と悪い様に聞こえてしまいがちですが、「苦手克服を良しとする減点法」ではなく、「得意を伸ばすを良しとする加点法」で考える習慣を持つべきだと僕は思っています。
またせっかく夫婦2人で協力しあって生活をしているのであれば、個々で短所をカバーするよりも、お互いに長所に磨きをかけていくことで、おのずと夫婦全体の短所が克服されますよね。
ですが、「私たちは妻と夫、どっちもお金が苦手だよ」という方もいると思います。
そんな方は、まずは2人で一緒にお金の勉強に取り組んでみて、「得意だな」「楽しいな」と感じる方が主導権を握ってみるといいかと思います。
例えお金が苦手であっても、現状を変えようとする姿勢や意識があるだけで本当に素晴らしいと思います。
夫婦で情報とルールを共有しよう
お金が得意な方が家計管理を担当したとしても、夫婦間で情報とルールが共有できていないとダメです。
例えば、夫婦の片方が家計の状況を把握できていなかったり、毎月どれだけ貯蓄に回すかを把握できていなかったりすると、月の収支が赤字になったり、ムダ遣いが増えたりしてしまいます。
夫婦で貯金をすると決めたら、ざっくりでいいので、まずお互いに話し合いやルール決め、家計を共有するための仕組みづくりをしておきましょう。
やんした家での情報とルールの共有はこんな感じです。
情報の共有
・家計簿アプリ「マネーフォアード」のアカウントを共有し、夫婦で家計の状況を見れるようにしている
・家計簿をつける日(月末)に妻の銀行口座・クレカの状況を大まかに確認している
ルールの共有
・毎月の貯蓄額は10万円(積立投資)
・支払いは原則キャッシュレス
情報共有は仕組みさえ作っておけばそんなに手間もかかりませんし、ルールの共有も毎月の貯蓄額と支払い方法くらいですので大して厳しいルールではありませんが毎月の貯蓄額には効いてきます。
皆さんの家庭でも夫婦間で情報とルールを共有して、お互いに協力し合える環境を作ってみてください。
まとめ
今回は夫婦の家計管理についてのお話でした。
まずは「家計管理を誰が担当するかで貯蓄額に差が出るから重要なんだよ」ということを認識し、より得意な方が家計管理を担当するようにしてみてください。
これはお金全般に当てはまることですが、世間の普通に疑問を持つことが大切です。
「世間では妻が家計管理をするのが普通だから我が家でもそうする」ではなく、夫婦で協力してより良い選択をしていきましょう。
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